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私たちのストーリー|合同会社ジーシステム

原点:「なぜ精度が出ないのか」という疑問
平面研削盤メーカーの営業として、全国の精密加工現場を回っていた頃のことです。
各地の現場で同じ問題を何度も目にしました。加工機の精度は高い。腕のある職人もいる。それでも
精度が安定しない。コストが下がらない。
その原因は加工機でも職人の腕でもありませんでした。「基準の作り方」と「工程の設計」に問題が
あったのです。
高精度な加工を行うためには、まず材料の直角・平行・水平という基準を正確に作ること。その基準
があって初めて、後続の全ての加工精度が決まる。この当たり前のことが、現場に浸透していないこ
とに気づきました。
2002年、ジーシステム創業
「加工屋に図面を渡すだけでは解決しない問題がある。工程ごと設計できる人間が必要だ」
その確信を持って、2002年にジーシステムを立ち上げました。
平面研削とワイヤーカット放電加工を組み合わせ、基準を作ってから加工するという当たり前を徹底

する。それだけで、多くの現場の課題が動き出しました。
「金太郎飴式加工」という発想
ある精密部品の量産案件で、こんな工夫をしました。
1個ずつ加工すると、段取りのたびにズレのリスクが生まれます。そこで長尺材料に同じ形状を連続
加工し、最後に切断して単品にする方法を考えました。どこを切っても同じ顔が出てくる金太郎飴と
同じ発想です。
段取り回数が激減し、全個体が同一条件で仕上がる。精度とコストが同時に解決しました。
これができたのは、平面研削で完全な基準面を作っていたから。基準があるから、多数個取りが成立
する。工程の設計が先にあってこその結果でした。

5ミクロンのはめあいを、企画から製作まで
モーターコア製造装置の精密部品で、入れ子とのギャップ5ミクロン・鏡面仕上げという要求があり
ました。
図面をもらって加工したのではありません。課題をもらって、どう作るかを企画・設計し、製作まで
全て担当しました。
加工の精度は、加工機が決めるのではなく、工程の設計が決める。この仕事がその証明になりまし
た。
現場の「高い・不便・錆びる」を自分で解決する
湿式タンクの市販品に長年疑問を持っていました。ボンデ鋼板は錆びる。水が入ると重い。開口部が
狭くて掃除しにくい。そして高価。
ある日、アイリスオーヤマの収納ボックスを見て気づきました。ポリプロピレン製で錆びない。軽
い。開口部が広い。安価。濾過部分だけステンレスで自社製作すれば、全ての課題が解決できる。
製作して20年。耐久性は問題なし。 市販品を疑わず使い続けることが、必ずしも正解ではないと確
信した経験です。
同じ発想でドレッサー(砥石修正工具)も、特許切れを確認した上で自社製作・販売しています。

技術力とは、新しい課題を解く力だ
「技術力=加工機の習熟度」と考える人が多い。でも私の定義は違います。
技術力とは、新しい課題を解く力だ。
現場経験から課題を見つけ、工程を設計し、解決する。その実績が次のより難しい課題を呼ぶ。解け
ば解くほど、対応できる課題の幅と深さが増していく。
設備は老朽化する。でも課題解決の経験は、蓄積するほど価値が上がります。
私たちができること
ジーシステムは「部品を作る会社」ではありません。「課題の解き方を設計する会社」 です。
ワイヤーカット・平面研削を軸に、機械加工・焼入れ・表面処理まで対応できる協力工場ネットワー
クを持ち、図面がなくても課題から一緒に考えます。

今の加工方法や外注先に、漠然とした疑問を持っていませんか。
課題解決の方法は、ひとつじゃない。まず話を聞かせてください。

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